とりあえず触ってみる
ひょんなことからblend4webというHTML上でBlenderで作った3Dモデリングデータを閲覧できるソフトに触れる機会があったので、ソレについてメモしようと思います。
百聞は一件に如かず、僕が過去に作ったモデルデータを下記にアップロードしました。
※1.マウスでドラッグすると視点が変更でき、マウススクロールで拡大縮小します。
※2.iPhoneで見る場合は最新のOSにアップデートする必要があります。(旧OSはWebGLに対応していないため)
http://dacchi.ikidane.com/ball_10.html
こんな画面が出るはずです。
モデリングの元になったのは、僕の部屋にある「ボール」です。
blend4webとの出会い
先日Twitter上で外国の方からフォローがありました。
フォローの主はblend4webというソフトを紹介する人?か組織?らしく、どうやら僕の過去のモデリングに関するツイートを見てフォローしたのでは思われます。
blend4webの公式サイト:
https://www.blend4web.com/en/
公式サイトの「demos」にいくつかデータが上がっています。
HTML上でモデリングが動画として、ビュアーとして、またはゲームとして機能しているのが分かると思います。描画もかなり美しいです。
「うーむ、これは気になる。早速使ってみよう」と、決意した僕は、取り敢えずこれを使っている日本人をネットで探すことにしました。先人に頼ろう・・・英語とか・・・苦手だし・・・
blend4webを使用するまでの流れ
どこか日本語でこのソフトを使用した感想やら使用方法を述べてるサイトがあるだろう、
そう思っていましたが・・・これが無い!
使ってる人は何人かいたんですが、細かいことまでは書いてるサイトはありませんでした。
仕方なく公式サイトのチュートリアルを参考にすることに。
すると、とても分かりやすい説明動画があるではないか!
https://www.youtube.com/watch?v=wW8n5WJwPL4
で、非常に分かりやすいんですが、画面が小さくて何度も拡大縮小を繰り返したので、僕がやった方法を一旦まとめておきます。
①公式サイトにある「downloads」をクリックします。
②「Add on for Blender」直下のリンクをクリックします。zipデータがダウンロードが始まると思いますので、任意の場所にデータを保存してください。
また、zipデータですが、
このデータは解凍の必要はありません。
※今回は「blend4web_14_11.zip」をダウンロードしたパターンで説明します。
③Blenderを起動し、「File」→「User Preferences」を開きます。
④「Addons」→「Install from File...」の順でクリックし、②でダウンロードした「blend4web_14_11.zip」を選びます。
⑤「Import-Export:Blend4Web」のチェックを有効にします。
⑥有効にしたら「Save User Settings」をクリックし、設定を保存します。
⑦「Export」に「Blend4Web」の項目ができていると思います。
これを使ってエクスポートすると、Blenderのモデリングデータを閲覧可能なhtmlデータが出力されます。
使用感とトラブルについて
●ネクサス7で見れる!
タブレットのネクサス7でもバッチリ閲覧出来ました。
ただし、端末やOS、またはブラウザがWebGLに対応していない場合は見れないようです。
iPhoneでは見れませんでした。
iPhoneは、OSを8.1.1に更新したら見れるようになりました。
どうやら旧OSはWebGLに対応していないみたいです。
●Modifierは描画されない
Blender上で設定したModifierは出力すると消えてしまいます。ミラーなどのModifierは「Apply」しないと半分欠けたデータが出力されてしまいます。
●ボーンが入っているとエラーが出る???
これは調査中ですが、ボーンが入っているとエラーが出て出力されませんでした。
ただ、demoを見る限りではゲームなんかもあったので、ボーンがエラーの根本的な原因とは思えないのですが・・・
全体通しての感想ですが、一旦セットアップしてしまえば気軽にHTML出力出来るのは良いと思いました。
最近はUnityとかを3Dのビュアーとして使う方法もありますが、
「Unityに苦手意識があるけど、自分のホームページで3Dデータをアップして見てもらいたい」っていう人にはオススメです。